南房総「癒旅」

FINDING
MERABOSHI
(CANOPUS)

布良星(カノープス)を
探しに行こう

一目見ると寿命が延びると言われている縁起の良い星『布良星(カノープス)』。冬の一時期だけ、しかも南の水平線すれすれの低空にしかに現われないという厳しい観察条件もあり、なかなか出逢うことの出来ない幻の星と言われています。南房総はこの星を見ることが出来る数少ない場所のひとつで、とりわけこの地の最南端にある野島埼灯台周辺は空気も澄み、街の灯りの干渉も少ないため、
布良星ウオッチングに最適な環境と言えるでしょう。

Canopus

「布良星」(カノープス)について

「布良星」の一般的な呼称は「カノープス」です。りゅうこつ座の白く輝く1等星で、
おおいぬ座のシリウスに次いで、全天で2番目に明るい恒星として知られています。
冬季のよく晴れた夜、南の空が開けた場所でしか観察できない、
レア度が極めて高いカノープスですが、南房総の漁村「布良(めら)」でよく見られたことから
『布良星(めらぼし)』と呼ばれるようになったそうです。
また、中国では「南極老人星(日本の七福神と縁のある神様)」や「寿星」と呼ばれ、
一目見ると寿命が延びる縁起の良い星と信じられて来たそうです。
こうしてカノープスは、諸条件が揃わなければなかなか見ることが出来ない希少性と、
幸福や長寿をもたらしてくれるという神秘性も相まって、
冬の天体観測の中でもとりわけ人気の高い特別な星になったのです。

安房国民話伝承

布良星と西春法師

大海に繰り出し、自らの命をかけて漁をしていた昔の漁師さん。
ナビゲーションなどない時代、彼らにとっては夜空の星々こそが海の道しるべでした。
布良の漁師町に伝承されて来た、布良星の物語りをご紹介いたします。

民話の舞台を訪ねてみよう

布良の漁師町や西春法師にまつわる塚など、民話に登場したゆかりの場所を訪ねてみませんか。
物語りに思いを馳せながら、海辺のお散歩に出掛けてみませんか?

  • 西春法師入定塚

    寛文7(1667)年3月18日、31歳の時に300日の不食行を終えた西春法師が入定の行に入ったとされる場所が、南房総市指定文化財の「西春法師入定塚」です。「土中より鉦の音が聞こえなくなったら三年後掘り起こし堂内に安置してほしい」と言い残した西春法師ですが、鉦の音が聞こえなくなった後も村人は恐れ手を触れることなく、現在に至ったとされています。毎年4月15日に「入定まつり」が開催されています。

  • 鮪延縄船 安房節 発祥の地

    この地では、かつてマグロ漁が盛んに行われていました。マグロ漁は晩秋から厳冬期にかけてが最盛期で危険も多く、海難事故が相次ぎました。その厳しい自然の中、不眠不休で働く漁師たちが、お互いを励まし合い、勇気を出すために歌い始めたのが安房節と言われています。大正初期で終焉したマグロ漁ですが、その祖先の偉業を顕彰し後世に残すために建立された記念碑があります。